家庭環境と真実〜中学生〜

 

前のブログの続きとなります。

 

前のブログから読むことを推奨します。

 

 

✡中学1年生✡

 

脳内お花畑のまま小学校を卒業し、中学生になった私は、知りたくなかった事実を知る事となりました。

 

周りに感化されてネットを使い始めた私は、とあるブログと出会いました。

 

その内容は虐待について書かれたもので

当時の私は『虐待=暴力』と思っていた為、自分とは無縁のものだと思いつつも読んでいたのですが

 

“精神的虐待”や“ネグレクト”等を知る事になり、そしてその時初めて自分が虐待を受けていたと知りました。

 

省略する部分もありますが大まかに母から受けていた虐待について書き出すと

 

・パチンコで負けた時の八つ当たり(理不尽な内容)

・母を怒らせると食事や水分を一日摂らせてもらえない(部屋から出れば余計に怒られる)

・ゴミ屋敷状態やパチンコに行き食事がない(ネグレクト)

・人格否定の言葉の数々

・人権侵害レベルの監視

 

また、虐待ではないですが、条件付きの愛だった事もその時知りました。

 

〖実際にあった条件の一部〗

・良い子(理不尽な内容でも母に従順に従う)でいる事で褒められる。

・自己犠牲的に尽くして母の機嫌を取る。

 

 

“愛さえあれば幸せ”と思っていた私は条件付きの愛だった事、母にされてきた行為は虐待だった事を知り

私の中で何かが崩れていくのを感じました。

 

そして、愛されていなかった事実で傷付いていた時追討ちをかけるかのように母の口から衝撃的な言葉を聞かされました。

 

それは中1の冬の事。母と姉が口喧嘩を始めました。

日頃から母と姉は言い争いばかりしていた為「また喧嘩してるよ…」くらいの気持ちで、巻き込まれても面倒なので寝たふりをしながら、嫌でも耳に入って来る言葉をぼんやりと聞いていました。

 

姉が「いつも華琳ばかりズルい!なんで私ばかり怒るの!?」と、言い放ち

それを聞きながら『私は反抗しないし怒らせないからなぁ。お姉ちゃんもわがままばかり言わないで言う事聞けば怒られないのに』と、我ながら冷めた感想を抱いていました。

 

すると、母から出てきた言葉は予想外のもので

「華琳はお父さんやおばあちゃん(父方の祖母)にあまり愛されてないの分かるでしょ?

いつも〇〇(姉)ばかり可愛がられて、昔から手がかかるのは〇〇で、華琳は一人だったのよ!可哀想だから私は華琳をよく見ているけど、良い子だから怒らせることはしないから怒らないだけでしょ!?」

 

薄々、父や祖母からあまり好かれていないのは気付いていました。

愛想がない、考えている事が分からなくて不気味だ、と父から直接言われた事もありました。

 

だからこそ、従順にしていた母は心の奥ではちゃんと大切に思ってくれているんじゃないか。そんな淡い期待を抱いていました。(虐待されていても尚そう思っていたのは、そう信じたかったからだと思いますが)

 

母が私と過ごす時間が長かったのは“可哀想だから”で、母から見て私は都合のいい存在なんだと言われたようで

 

色々な感情や考えが巡る中、寝たふりをしたまま大号泣しました。

 

理解している事でも人の口から聞かされると

言い逃れができない真実となってしまう。

 

『私はやっぱり愛されていなかったんだ』

 

その日はショックから眠ることができず、夜通し泣き続けました。

 

そしてその事実を知らされた数日後、

私は初めてリストカットをしました。

 

この頃から私の長い“病み期”は始まりました。

 

 

 

 

→続きます